デジタルアーツの不正アクセス(2026年10月)
公式の最新の発表 2026年10月23日techtech.club の最終確認 2026年10月24日
要点
デジタルアーツの6つのクラウドサービス(i-FILTER@Cloud など)で、運用に使う認証情報が第三者に取られて運用環境に入り込まれ、サービスを使う一部の客の情報が見られた可能性があります。見つかった跡には2025年7月頃にさかのぼるものがあり、客の情報が外に持ち出されたことは2026年10月21日正午の時点で確認されておらず、悪用や二次被害の報告も受けていないとしています。会社は、対象のサービスを使うすべての客に、管理者用と利用者用のパスワードを変えるよう頼んでいます。
- 状態
- 続報あり会社が続報を出しています
- 流出
- 流出のおそれ
- 原因
- 不正アクセス
- 公表した日
- 2026年10月21日
- 公式の最新の発表
- 2026年10月23日
- techtech.club の最終確認
- 2026年10月24日
- 対象と件数
- 6つのクラウドサービスを使う一部の客。件数は記載なし。客が自分の環境に入れて使うソフトウェア版は対象外。6つ以外のクラウドサービスへの影響は、2026-10-21 正午の時点で確認されていない
あなたが対象か
- デジタルアーツの次のクラウドサービスを使っている会社や人:i-FILTER@Cloud、m-FILTER@Cloud(Modern Edition)、m-FILTER MailAdviser Microsoft 365 対応版、FINAL CODE@Cloud、z-FILTER、Desk
- 自分の環境(会社のパソコンやサーバーなど)に入れて使うソフトウェア版は、この件の対象ではありません
- 追加の対応が必要な一部の客には、会社から個別に連絡が届きます
やること
6つのクラウドサービスを使うすべての客
管理者用と利用者用のパスワードを変える
二次被害を防ぐためとして、会社が対象のサービスを使うすべての客に頼んでいるため
追加の対応が必要な一部の客
デジタルアーツから届く個別の連絡を確かめる
対象の客には、会社が個別に連絡して、必要な対応を案内しているため
困ったときの問い合わせ先
デジタルアーツのお客様専用サポート窓口(メール k-support@daj.co.jp)。客とパートナー向けの窓口
何が起きたか
経緯
- 入り口(経路)
- クラウドサービスの運用に使う認証情報が第三者に取られ、それを使ってサービスの運用環境に入られた(認証情報が取られた経緯や攻撃の手法は公表していない)。社内環境への不正アクセスの跡も見つかった
- 起きた期間
- 2025-07 頃から(見つかった跡に、2025年7月頃にさかのぼるものがある)
- 会社が気づいた日
- 2026-10-09
漏れた、または漏れたおそれのある情報
- そのほか
- 6つのクラウドサービスを使う一部の客の情報(第三者に見られた可能性がある。どの項目かは公式発表に書かれていない)
- そのほか
- 客の情報が外に持ち出されたことは、2026-10-21 正午の時点で確認されていない
会社の対応
2026-10-09 に、AIを使ってシステム・製品・社内環境を総点検し、これまでの点検では見つからなかった不正アクセスの跡を見つけた。見つけた後すぐに、不正アクセスに使われた認証情報を無効にし、運用に使う認証情報を交換し、不審なプログラムを止め、サーバー認証鍵(サーバーが本物かを確かめるための鍵)を交換した。新しい不正アクセスは 2026-10-21 正午の時点で確認されておらず、監視を続けている。情報の悪用や二次被害の報告は、同じ時点で受けていない。サービスは続けて提供している。今後のサイバー攻撃の変化を見据えて、サービスとネットワークを作り直している。認証情報の管理・アクセスの管理・監視と記録の体制を強めて、再発を防ぐ。2026-10-23 の投資家・株主向けのQ&Aで、侵入した者にはホワイトリスト(通してよいと決めたものだけを並べた一覧)のデータベースの登録・分類・配信の仕組みに入る権限や経路が無く、データベースそのものも見られる状態に無かったことと、データベースが改ざんされていないことを確かめたとしている。製品のセキュリティの機能そのものの脆弱性を使った侵入は、確認されていない。発見から公表までは、不正アクセスの遮断、認証情報の交換、影響の範囲の調査を先に進めた(途中で公表すると、攻撃者に対策の状況を知られて被害が広がるおそれがあったため)
届け出
個人情報保護委員会に報告した。関係機関への報告と、必要な協力をしている
このページの言葉の意味
- 不正アクセス
- 許可のない人が、他人のシステムに入り込むこと
- クラウドサービス
- インターネットを通して使う形のサービス。ソフトを自分の機器に入れずに使える
- 認証情報
- システムに入るときに、使ってよい人かを確かめるための情報。IDとパスワードなど
- 運用環境
- サービスを動かし、管理するために会社が使っているシステム
- ソフトウェア版
- インターネットの向こうで動くクラウドの形ではなく、自分の会社の機器に入れて使う形の製品
- 二次被害
- 漏れた情報が悪用されて、あとから起きる被害(詐欺や不正な利用など)
- 脆弱性
- システムやソフトの作りの弱いところ。攻撃の入り口に使われることがある
- クラウド
- インターネットの向こうにある事業者のコンピュータやサービスを、借りて使う仕組み
- サーバー
- サービスを動かしたり、データを置いたりしているコンピュータ
- ログ
- いつ、だれが、何をしたかの記録
- データベース
- 情報を整理して保存しておく仕組み
- 個人情報保護委員会
- 個人情報の扱いについて、会社などを監督する国の機関
これまでの経過
公式の発表と、techtech.club が確かめたこと・直したことを、新しい順に並べています。
- techtech.club
techtech.club で掲載を始めた
- 公式
- 公式
出典(公式発表)
- 第一報当社への不正アクセスに関するお知らせとお詫び公開 2026年10月21日
- 続報不正アクセスに関する投資家・株主の皆様向けQ&A公開 2026年10月23日