Commune の不正アクセス(2026年10月)
公式の最新の発表 2026年10月9日techtech.club の最終確認 2026年10月24日
要点
企業がコミュニティを作って運営するサービス「Commune」「Commune for Work」が不正アクセスを受け、一部の企業のコミュニティで、会員の情報が外に漏れました。漏れた会員は約30.7万人(推計)で、うち約12.6万人はメールアドレスを含む情報(会社の従業員とテスト用のアカウント約4.2万人を含む)、約18.1万人は表示名や自己紹介など、メールアドレスを含まない情報です。会員どうしのダイレクトメッセージとパスワードの漏えいは確認されておらず、クレジットカードなどの決済情報は会社が持っていません。
- 状態
- 調査中会社が原因や範囲を調べています
- 流出
- 流出あり(会社が確認)
- 原因
- 不正アクセス
- 公表した日
- 2026年10月9日
- 公式の最新の発表
- 2026年10月9日
- techtech.club の最終確認
- 2026年10月24日
- 対象と件数
- Commune・Commune for Work を使う一部の契約企業のコミュニティの会員。約30.7万人(推計)。うちメールアドレスを含む情報が漏れた会員が約12.6万人(会社の従業員とテスト用のデモアカウントの合計約4.2万人を含む)、メールアドレスを含まない情報が漏れた会員が約18.1万人。人数は、同じ会員IDの重複と攻撃者が作ったアカウントを除いた推計で、調査で変わることがある。Commune CRM・Commune Engage は不正アクセスを試みられたが、漏えいは無いことを確認した。Commune Voice・Commune Navigator・Commune DataHub は、現時点の調査では不正アクセスを受けていない
あなたが対象か
- Commune か Commune for Work で作られた、企業のコミュニティに会員として登録している人(漏れたのは一部のコミュニティです)
- パスワードを勝手に仮パスワードに変えられた144人の会員
- Commune・Commune for Work でコミュニティを運営している企業(影響を受けた企業の管理者には、会社から個別に連絡が来ています)
- Commune CRM・Commune Engage は不正アクセスを試みられたものの、情報は漏れていないと確認されています。Commune Voice・Commune Navigator・Commune DataHub は、今の調査では不正アクセスを受けていません
- 対象の会員には、詳しいことが確かめられしだい、順に案内が届きます
やること
コミュニティの会員の全員
不審なメールやSMSが届いたら、URLも添付ファイルも開かずに消す
漏れた情報を使ったなりすましメールやフィッシング詐欺が起きるおそれがあり、会社がメールや電話でパスワードなどを聞くことはないため
コミュニティが再開したら、もう一度ログインする
安全のため、全員がいったんログアウトされた状態になっているため
問い合わせや退会の希望は、会社の会員向けの問い合わせフォームから伝える
パスワードを仮パスワードに変えられた144人の会員
コミュニティが再開したら、ログイン画面の「パスワードを忘れた場合」から、パスワードを設定し直す
勝手に変えられた仮パスワードは、すでに使えなくなっているため
対象の会員
会社から順に届く案内を待つ
コミュニティを運営する契約企業
会社から届く個別の連絡で、自社のコミュニティへの影響と人数を確かめる
止まっているコミュニティの再開は、会社と確かめ合いながら進める
投稿のほかのデータを戻す対象と時期は、会社からの事前の知らせを待つ
データを2026年10月6日18時の状態に戻していて、ダイレクトメッセージ・いいねやリアクション・新規の登録は、元に戻す対象にならない見込みのため
困ったときの問い合わせ先
会員の問い合わせや退会の希望:会社の問い合わせフォーム(https://communeinc.com/ja/contact-user)。不正アクセスについての問い合わせ:security@commune.co.jp
何が起きたか
経緯
- 入り口(経路)
- サービスのシステムの不備。攻撃者は非公開コミュニティの招待リンクを不正に取って一般会員として登録し、管理者になりすまして会員情報を閲覧・取得し、データを上書きした。契約企業の設定や運用によるものではないとしている
- 起きた期間
- 2026-10-05 18時ごろ〜2026-10-06 21時ごろ。加えて 2026-10-07 13時17分〜14時36分(メンテナンス中に残っていた通信経路から)
- 会社が気づいた日
- 2026-10-06
漏れた、または漏れたおそれのある情報
- 個人情報
- 会員情報。メールアドレスを含む情報が漏れた会員と、表示名・自己紹介・非公開グループの所属など、メールアドレスを含まない情報が漏れた会員がいる。項目はコミュニティと会員によって違う
- そのほか
- 144人の会員のパスワードが、本人の操作によらず仮パスワードに変えられた。攻撃者に仮パスワードが渡った形跡は確認されていない
- そのほか
- 含まれないもの:会員どうしのダイレクトメッセージとパスワード(漏えいは確認されていない)。クレジットカードなどの決済情報(会社が持っていない)
会社の対応
2026-10-06 に不正アクセスを検知し、通信を遮断して防御の措置をとった。同じ日の21時ごろから全コミュニティを止めた。攻撃に使われた不備を直し、ログイン用の署名鍵(ログインした状態を示すデータに、本物である印を付けるための秘密のデータ)を更新し、不正アクセスの経路と不正なIPアドレス(インターネット上で通信の送り元を示す番号)からのアクセスを遮断した。2026-10-07 にメンテナンス中に残っていた経路から不正な会員登録と閲覧があり、同じ日の14時58分に遮断した。攻撃者が作ったアカウントを退会させ、書き込みを取り除いた。データを 2026-10-06 18時の状態に戻した。投稿は戻す前のデータから復元する準備をしている(ダイレクトメッセージ・いいねやリアクション・新規登録は、復元の対象外になる見込み)。2026-10-08 12時ごろから、再開を希望したコミュニティから順に再開している。漏えいした情報の悪用や二次被害は、現時点で確認されていない。調査と恒久の再発防止策を続ける
届け出
電気通信事業者として総務省へ報告する。契約企業が個人情報保護委員会へ報告するのに必要な情報を提供している
このページの言葉の意味
- コミュニティ
- 企業が、顧客や従業員と交流するために作る、会員制のWeb上の場
- 招待リンク
- 非公開のコミュニティに入るために配られる、専用のリンク
- 仮パスワード
- 一時的に使うために発行される、仮のパスワード
- ログアウト
- ログインした状態を終えること
- なりすましメール
- 会社や知り合いのふりをして送られてくる、偽のメール
- フィッシング詐欺
- 本物そっくりの偽のサイトやメールで、IDやパスワードなどを入れさせて盗む手口
- SMS
- 携帯電話の番号あてに送られる、短いメッセージ
- 不正アクセス
- 許されていない人が、盗んだパスワードやシステムの弱いところを使って、システムに入り込むこと
- フィッシング
- 本物そっくりのメールやサイトで、パスワードやカードの番号を入力させてだまし取る手口
- なりすまし
- 他人や会社のふりをして、連絡したりログインしたりすること
- 二次被害
- 漏れた情報が悪用されて起きる、そのあとの被害(不正なログインや詐欺など)
- ログ
- いつ、だれが、何をしたかの記録
- IPアドレス
- インターネットにつながる機器に割り当てられる、住所にあたる番号
- アカウント
- サービスを使うための、その人専用の入り口(IDとパスワードなど)
- 個人情報保護委員会
- 個人情報の扱いについて、会社などを監督する国の機関
これまでの経過
公式の発表と、techtech.club が確かめたこと・直したことを、新しい順に並べています。
- techtech.club
公式の発表を確かめた。新しい発表は無かった
- techtech.club
公式の発表を確かめた。新しい発表は無かった
- techtech.club
techtech.club で掲載を始めた
- techtech.club
記録の内容を直した
- techtech.club
読む人向けの解説を書いた
- 公式
第一報「【重要】当社サービス「Commune」、「Commune for Work」への不正アクセスによる個人情報の漏えいに関するお詫びとお知らせ」を公表