VOISING の不正アクセス(2026年8月)
公式の最新の発表 2026年9月30日techtech.club の最終確認 2026年10月16日
要点
VOISING が運営する VOISING ID・ファンクラブ「いれらぶ」・オンラインストアなどのサービスで、会社が社内で使っていたデータ分析の道具に不正アクセスがあり、利用した人の情報が約17万件漏れました。漏れたのは名前・住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・性別・購入の履歴などで、クレジットカードの情報とログインのパスワードは含まれていません。一部はSNSで公開されたことが確かめられ、別のサイトでも約5万件が公開されている可能性があります。
- 状態
- 調査が終わった会社が最終報を出しました
- 流出
- 流出あり(会社が確認)
- 原因
- 不正アクセス
- 公表した日
- 2026年8月18日
- 公式の最新の発表
- 2026年9月30日
- techtech.club の最終確認
- 2026年10月16日
- 対象と件数
- 次のサービスを使ったすべての人(退会した人や、しばらく使っていない人も含む)。VOISING ID、VOISING CONNECT、VOISING ONLINE STORE、いれいす公式ファンクラブ「いれらぶ」(リニューアル前を含む)、旧VOISINGアカウント、旧オンラインストア(いれいすとあ・すたぽらしょっぷ・クロノストア・ブラフラショップ)。漏えいを確かめた件数は約17万件
あなたが対象か
- VOISING ID・VOISING CONNECT・VOISING ONLINE STORE を使ったことがある人
- いれいす公式ファンクラブ「いれらぶ」(リニューアル前を含む)を使ったことがある人
- 旧VOISINGアカウントや、旧オンラインストア(いれいすとあ・すたぽらしょっぷ・クロノストア・ブラフラショップ)を使ったことがある人
- 上のどれかを使っていれば、退会した人や、しばらく使っていない人も対象
- 対象の人には、登録のメールアドレスあてに会社からお詫びと注意の連絡が届いている
やること
全員
SNSで出回っている画面の写しやデータを見かけても、転載・拡散・まとめをしない
詐欺に悪用されたり、人のプライバシーを損ねたりするおそれがあるため
対象のサービスを使ったことがある人
VOISING や関連会社を名乗る、不審なメール・SMS・SNSのメッセージ・電話に気をつける
公開された情報を使った、なりすましやフィッシング詐欺などの二次被害が起きる可能性があるため
不審な連絡が届いたら、本文のURLを押さず、添付ファイルを開かず、すぐに消す
生年月日や電話番号から推測されやすいパスワードや暗証番号を、VOISING やほかのサービスで使っているなら、推測されにくい別のものに変える
漏れた生年月日や電話番号からパスワードを当てられて、不正にログインされるのを防ぐため
詐欺の疑いがある連絡を受けたら、最寄りの警察か相談窓口(#9110)に相談する
分からない点は、VOISING の専用の問い合わせフォームで聞く
保護者や家族に支払いをしてもらっている人
この件と、届いた案内のメールの中身を、支払った人に伝えて相談する
会社から案内のメールを受け取った人
メールの本文や画面の写しを、中身が分かる形でSNSなどに投稿しない
にせのメールを作るのに悪用されたり、まねされたりするのを防ぐため
困ったときの問い合わせ先
VOISING の専用の問い合わせフォーム(出典の公式発表にリンクがあります。問い合わせが多く、回答まで時間がかかることがあるとしています)
何が起きたか
経緯
- 入り口(経路)
- 社内で使っていたBIツール(データ分析の道具)の既知の脆弱性。修正プログラムを当てる前に攻撃された
- 起きた期間
- 2026-08-10〜2026-08-16(不正アクセスは 2026-08-10 1時2分ごろに始まり、データは 2026-08-16 18時47分〜20時21分に取得された)
- 会社が気づいた日
- 2026-08-16
漏れた、または漏れたおそれのある情報
- 個人情報
- 氏名・住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・性別
- 取引の情報
- 購買履歴(購入日時・商品など)・決済金額の記録・サービスの加入状況
- そのほか
- 応援しているタレント(推し)の選択情報
- そのほか
- 一部は外部に公開された。SNSで10件の公開を確かめた(2026-08-22 に検知)。特定のサイトで約5万件が公開されている可能性がある(2026-08-23 に検知)。確かめた公開の中身は VOISING ID・氏名・ユーザー名・住所・電話番号・メールアドレス・性別
- そのほか
- 含まれないもの:クレジットカード番号・有効期限・セキュリティコード・口座の情報・ログインパスワード(攻撃されたシステムには持っていなかった)
会社の対応
2026-08-16 23時55分に事態を確かめ、2026-08-17 1時55分までにBIツールを止めて、ネットワークから切り離した。攻撃者が作ったアカウントとAPIキーを無効にした。脆弱性に修正プログラムを当て、関係するすべてのパスワードとアクセスキーを無効にするか変えた。攻撃を受けた環境は戻さずに捨て、そこにあった資格情報をすべて失効させて新しくした。データ基盤への経路を絞り、監査ログを有効にし、資格情報を見直して権限を最小にした。第三者機関のフォレンジック調査を終え、ダークウェブの監視を続けている。SNSで見つけた投稿は、運営元に削除を求めた。対象の人には、2026-08-18 12時ごろから順に、登録のメールアドレスあてにお詫びと注意の連絡をした。公開を確かめた10件の人には、2026-08-22 に個別に連絡した。今後は、脆弱性の情報を受け取る体制、深刻さに応じた対応の期限、判断の責任者を決める。社内の道具をインターネットに直接出さない構成に見直し、BIツール上の個人情報を仮名にして減らし、監視とログを強める。対策は外部の専門機関の評価を受ける。関係機関から、不正利用や二次被害の報告は届いていない
届け出
所轄の警察署に相談し、被害を通報した。個人情報保護委員会へ報告した。情報の公開を見つけたことも、両方に追加で報告した
このページの言葉の意味
- BIツール
- 会社の中のデータを集めて分析するための道具
- 脆弱性
- システムの弱点。ここを突かれると、外から入り込まれることがある
- 修正プログラム
- 見つかった弱点をふさぐために、作った会社が配る更新
- フィッシング詐欺
- 本物そっくりのにせの連絡やサイトで、情報やお金をだまし取る詐欺
- ダークウェブ
- ふつうの検索では出てこない、盗まれた情報などがやりとりされることがあるネット上の場所
- 二次被害
- 漏れた情報を使った詐欺やなりすましなど、あとから起きる被害
- 不正アクセス
- 許されていない人が、盗んだパスワードやシステムの弱いところを使って、システムに入り込むこと
- フィッシング
- 本物そっくりのメールやサイトで、パスワードやカードの番号を入力させてだまし取る手口
- なりすまし
- 他人や会社のふりをして、連絡したりログインしたりすること
- APIキー
- ほかのサービスとつなぐ窓口を使うための、鍵になる文字列
- ログ
- いつ、だれが、何をしたかの記録
- セキュリティコード
- クレジットカードの裏などにある3〜4けたの番号
- アカウント
- サービスを使うための、その人専用の入り口(IDとパスワードなど)
- 個人情報保護委員会
- 個人情報の扱いについて、会社などを監督する国の機関
これまでの経過
公式の発表と、techtech.club が確かめたこと・直したことを、新しい順に並べています。
- techtech.club
techtech.club で掲載を始めた
- techtech.club
読む人向けの解説を書いた
- 公式
最終報「【第四報】当社が利用するBIツールへの不正アクセスおよび個人情報漏えいに関する調査結果と再発防止策について」を公表
- 公式
続報「【第三報】当社が利用するBIツールへの不正アクセスおよび個人情報漏えいに関する一部データの外部公開検知について〜引き続きの注意喚起のお願い〜」を公表
- 公式
続報「【第二報】当社が利用するBIツールへの不正アクセスおよび個人情報漏えいに関する現在の対応状況および対象のお客様へのお願い」を公表
- 公式
第一報「当社が利用するBIツールへの不正アクセスおよび個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ並びに不審な連絡等への注意のお願い」を公表
出典(公式発表)
- 第一報当社が利用するBIツールへの不正アクセスおよび個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ並びに不審な連絡等への注意のお願い公開 2026年8月18日
- 続報【第二報】当社が利用するBIツールへの不正アクセスおよび個人情報漏えいに関する現在の対応状況および対象のお客様へのお願い公開 2026年8月20日
- 続報【第三報】当社が利用するBIツールへの不正アクセスおよび個人情報漏えいに関する一部データの外部公開検知について〜引き続きの注意喚起のお願い〜公開 2026年8月24日
- 最終報【第四報】当社が利用するBIツールへの不正アクセスおよび個人情報漏えいに関する調査結果と再発防止策について公開 2026年9月30日