企業日本

SmartHRのAI・ITツール活用事例

人事労務や給与計算、勤怠管理からタレントマネジメントまでを扱うバックオフィスのシステム「SmartHR」を開発する日本の企業。2013年に設立した。

IT・ソフトウェア・Webサービス従業員1,000人以上東京都非上場

SmartHRは、どう変わったか

  1. ITの方針

    AIサービスは入力する情報の種類で使えるかを決める。重要な秘密情報と特定個人情報(マイナンバー)は扱わず、公開情報以外は学習に使われないサービスだけで使い、新しいサービスは申請して組織として可否を判断する(リスクが高ければ却下もある)。GitHub Copilot は個人向けではなく Business を、上長の承認を得て使う

    2023年4月時点会社自身の発表記録を見る

  2. 商談・見積自社で作った商談前の下調べの機能(Salesforce の画面に組み込み。基盤は Gemini 2.0 Flash と Vertex AI の Google 検索のグラウンディング)

    電話の前の下調べで会社情報や過去のやり取りを AI に集めて要約させる機能を、Slack のアプリから Salesforce の画面に移し、利用者数が約10倍になった

    2025年3月時点会社自身の発表記録を見る

  3. 手順書・社内の知識自社で作った社内ドキュメントの検索の仕組み(基盤は Algolia)

    6万件以上たまった社内ドキュメント(DocBase)を探す検索の仕組みを作り、社員から「15分かけて探していたドキュメントが5秒で見つかるようになった」という声が出た

    2024年7月時点会社自身の発表記録を見る

公開情報をもとに、techtech.club が整理しています。

SmartHRが仕事で使っているAI・ITツール

公開情報をもとに、techtech.club が仕事ごとに整理しています。

ITの方針

AIサービスは入力する情報の種類で使えるかを決める。重要な秘密情報と特定個人情報(マイナンバー)は扱わず、公開情報以外は学習に使われないサービスだけで使い、新しいサービスは申請して組織として可否を判断する(リスクが高ければ却下もある)。GitHub Copilot は個人向けではなく Business を、上長の承認を得て使う

2023年4月の会社自身の発表の時点

出典AIサービスの利用方針を定めました(SmartHR Tech Blog)(会社自身の発表・2023年4月14日公開)

社内の連絡と共有

手順書・社内の知識

自社で作った社内ドキュメントの検索の仕組み(基盤は Algolia)

6万件以上たまった社内ドキュメント(DocBase)を探す検索の仕組みを作り、社員から「15分かけて探していたドキュメントが5秒で見つかるようになった」という声が出た

2024年7月の会社自身の発表の時点 · 対象:在籍1,185人のうち1,079人(約90%)が直近90日に利用(2024年7月)

DocBase

全社のドキュメントを Markdown で書いて管理し、全従業員があらゆる情報を見られるようにしている(記事は12万件で、3年前の2倍)

2024年7月の会社自身の発表の時点 · 対象:全従業員

出典3年前に社内ドキュメント用の検索エンジン(社内Google)を作りました(SmartHR Tech Blog)(会社自身の発表・2024年7月29日公開)

社内の手続き

社内の問い合わせ

自社で作った Slack の AIチャットボット(基盤はセルフホスティングの Dify。生成型の検索は Azure AI Search)

社員が Slack でメンションするだけで大規模言語モデルを安全に使えるチャットボットを作り、情シスのマニュアルを検索して答える機能も付けた

2024年12月の会社自身の発表の時点 · 対象:全従業員

出典社内で汎用的に使えるAIチャットボットをDifyで作りました(SmartHR Tech Blog)(会社自身の発表・2024年12月19日公開)

freshservice

月300件を超えそうになった情シスへの問い合わせを、8つの候補を試して選んだヘルプデスクの仕組みで管理し、解決までの時間や満足度も測れるようになった

2021年7月の会社自身の発表の時点 · 対象:情シス(全社のヘルプデスク)

出典僕の考えた最強の SmartHR 全社ヘルプデスクシステム(SmartHR Tech Blog)(会社自身の発表・2021年7月14日公開)

売る

商談・見積

自社で作った商談前の下調べの機能(Salesforce の画面に組み込み。基盤は Gemini 2.0 Flash と Vertex AI の Google 検索のグラウンディング)

電話の前の下調べで会社情報や過去のやり取りを AI に集めて要約させる機能を、Slack のアプリから Salesforce の画面に移し、利用者数が約10倍になった

2025年3月の会社自身の発表の時点 · 対象:インサイドセールスのある部(約110名)で試し、ほかの部署にも広がった

出典使われる社内AIツールへ —— 利用者数10倍を実現した「オペレーション導線 × AI」の工夫(SmartHR Tech Blog)(会社自身の発表・2025年3月27日公開)

人

勤怠

自社で作った Slack の打刻アプリ(打刻先は勤怠管理の AKASHI)

勤怠管理の画面と Slack でほぼ二重になっていた出退勤の打刻を Slack だけで済むようにし、結果を決まったチャンネルに流してチームに見えるようにした

2024年7月の会社自身の発表の時点 · 対象:在籍1,185人のうち1,059人(約90%)が利用(2024年7月)

出典3年前に勤怠打刻をSlackで完結できるようにしていました(SmartHR Tech Blog)(会社自身の発表・2024年7月26日公開)

ITの土台

セキュリティ

自社で作った Slack の承認ボタン(Slack の API を使う)

外部の人を Slack に招くなどのセキュリティの申請の承認を、スタンプや文字から承認ボタンに変え、誰がいつ承認したかを記録している

2024年11月の会社自身の発表の時点 · 対象:セキュリティユニット(申請は月250件近く)

出典Slackワークフローでセキュリティ関連の承認を行えるようにしました(SmartHR Tech Blog)(会社自身の発表・2024年11月25日公開)