AIを使って完成度70%の資料を1時間で作成する、Claudeの使い方を解説。

この記事でできるようになること

  • 30分後には、Claudeを使って作成したい資料(営業資料やチラシ等)の作成着手ができる。
  • 1時間後には70%のクオリティで資料ができあがっており、パワポやGoogleスライドで手動で調整できるようになっている。

結論

Claudeを使った資料作成は、資料作成の準備段階から作成までチャットベースでAIと議論しながら進行できる。また作成した資料はパワーポイントやGoogleスライドでパーツ個別に編集して微調整も可能。

Sonnet 4.5モデルだとデザインに一部調整は必要だが、日本語の精度や資料クオリティはすぐに使えるレベルとなる。

Opus 4.5モデルだと、もうすぐにそのまま使えるレベルの資料が完成する。

最終アウトプット

今回、生成AIの「Claude」を使ってアウトプットした資料は2つ。AIモデル(ざっくり性能の違い)を使い分けています。

1つ目は、「Sonnet 4.5」というモデル。三段階あるモデルレベルの中間に位置するものを使用したもの。

Claude Sonnet 4.5で資料作成

2つ目は、現在Claudeにある最上位モデル「Opus 4.5」を使用したもの。

Claude Opus 4.5で資料作成

具体的な使用方法と手順

  1. 資料の要件を整理する
  2. 資料の構成を作成する
  3. 資料を生成する
  4. パワーポイントまたはGoogleスライドで調整

1. 資料の要件を整理する(担当: 人間)

まずは、自社の情報やサービスの概要、想定顧客、目的、伝えたいこと、ゴールを整理する。

この段階でClaudeを使いながら整理するのでよいが、最終的な資料作成のクオリティに直結するため情報の正確性や内容が求めているものかを必ず人間が確認すること。

概要の例:

概要書

サービス名: TECHTECH Sales
内容: 中小企業向けクラウド型営業管理SaaS
主要機能:

  • 商談管理・進捗可視化
  • 顧客情報の一元管理
  • 営業活動の自動レポート生成
  • メール・電話履歴の自動記録

想定顧客:

企業: 神奈川県内の製造業(従業員50名規模)
役職: 営業部長
課題: Excelでの顧客管理が限界、営業活動が属人化、案件の進捗が見えない

この提案の目的:

  • 製造業○○社の営業部長に、営業活動の課題解決策としてTECHTECH Salesを認識してもらう
  • 無料トライアルへの申し込みを獲得する

伝えたいこと(メッセージ)

  • 「営業の属人化」は、御社の成長を止めている
    • 優秀な営業が辞めたら顧客情報も消える
    • 誰が何をしているか見えないと、適切な指示が出せない
  • TECHTECH Salesなら、全営業活動が一目で分かる
    • リアルタイムで案件状況を把握
    • データに基づいた営業戦略が可能に
  • 導入リスクはゼロ、効果は即実感
    • 初期費用なし、14日間無料
    • 1日で使い始められる簡単さ

ゴール(この提案で達成したいこと)

第一ゴール:

  • 14日間無料トライアルの申し込み
  • 営業部長から「試してみたい」という言質を得る

第二ゴール:

  • 次回のデモンストレーションのアポイント獲得
  • 営業担当者2-3名も同席してもらう約束

最終ゴール:

  • 1ヶ月以内に5ユーザーでの契約締結
  • 月額4,900円(980円×5名)のMRR獲得

2. 資料の構成を作成する(担当: AI)

資料作成のための大枠ができたら、それを元にどんな資料にしていくのかClaudeと構成を議論する。

以下のプロンプトを使うと一発で構成を出してくれるが、内容に整合性があるか、間違いはないか確認する必要がある。細かく資料の内容を指定したい場合は、構成の大枠や売り文句は指定した方が良い。

例:

営業資料を作成します。 添付した概要書を確認したうえで、資料の構成を作成してください。 構成はマークダウン記法で出力します。

Claudeで資料作成

アウトプットのイメージ

# 表紙
– サービス名: TECHTECH Sales
– キャッチコピー:「営業の属人化を終わらせる、クラウド営業管理SaaS」
– 提案先: ○○株式会社 営業部長様
– 提案日: 20XX年XX月XX日
– 提案者: ZOO Corporation

# 1. エグゼクティブサマリー(結論)
## 本提案の要点
– 課題: 営業活動の属人化が、御社の成長を止めている
– 解決策: TECHTECH Salesで全営業活動を可視化
– 提案内容: 14日間無料トライアル → 5ユーザーでの本格導入
– 効果: リアルタイムでの案件把握、データドリブンな営業戦略の実現
– リスク: ゼロ(初期費用なし、1日で導入可能)

# 2. 御社の現状課題(共感)
## 今、こんな課題を抱えていませんか?
– Excelでの顧客管理が限界に達している
– 優秀な営業が辞めたら、顧客情報も消える
– 誰が何をしているか見えず、適切な指示が出せない
– 案件の進捗状況が把握できない
– 営業会議のための資料作成に時間を取られる

## この課題が引き起こす3つのリスク
1. **機会損失**: 放置された案件、フォロー漏れによる失注
2. **成長の停滞**: 営業力が個人に依存し、組織として強くなれない
3. **マネジメント不全**: データがないため、勘と経験だけの判断に

# 3. TECHTECH Salesによる解決
## 3つの「見える化」で営業組織を変える
### ① 案件の見える化
– 全商談の進捗状況をリアルタイムで把握
– どの案件が停滞しているか、一目で分かる

### ② 活動の見える化
– 各営業担当の活動量と成果を自動集計
– メール・電話履歴を自動記録、報告書作成の手間ゼロ

### ③ 成果の見える化
– 営業活動レポートを自動生成
– データに基づいた戦略立案が可能に

# 4. 主要機能紹介
## 4つのコア機能
### 商談管理・進捗可視化
– [機能詳細とスクリーンショット]

### 顧客情報の一元管理
– [機能詳細とスクリーンショット]

### 営業活動の自動レポート生成
– [機能詳細とスクリーンショット]

### メール・電話履歴の自動記録
– [機能詳細とスクリーンショット]

# 5. 導入効果(Before/After)
## 導入前(現状)
– 週次営業会議の準備に各担当1時間
– 案件の進捗確認は個別ヒアリングのみ
– 顧客情報はExcelとメモ帳に分散

## 導入後(3ヶ月)
– 営業会議の準備時間ゼロ(自動レポート)
– ダッシュボードで全案件を即座に把握
– 全顧客情報が一元管理され、誰でもアクセス可能

## 期待される定量効果
– 営業活動の報告業務: 80%削減
– 案件フォロー漏れ: 90%削減
– 営業部長の案件把握時間: 70%削減

# 6. 導入の容易さ(リスクゼロ)
## 誰でも、すぐに使える
– 専門知識不要、直感的な操作画面
– 導入初日から使い始められる
– 既存のExcelデータも簡単インポート

## サポート体制
– 導入時の初期設定サポート(無料)
– メール・チャットでの問い合わせ対応
– 使い方マニュアル・動画完備

# 7. 料金プラン
## シンプルで分かりやすい料金体系
– 月額: 980円/ユーザー
– 初期費用: 0円
– 最低利用期間: なし(いつでも解約可能)

## 御社の場合の試算
– 推奨: 5ユーザー(営業部長+営業担当4名)
– 月額: 4,900円(980円 × 5名)
– 年額: 58,800円

### 費用対効果
– 営業会議準備の削減時間: 月20時間
– 時給換算2,000円として: 月40,000円の工数削減
– 実質的な費用負担: なし

# 8. 導入ステップ(今日からできること)
## ステップ1: 14日間無料トライアル
– 今日のお申し込みで、明日から利用開始
– クレジットカード登録不要
– トライアル期間中はすべての機能が使い放題

## ステップ2: 効果検証(2週間)
– 実際の商談データを登録して効果を実感
– 営業担当2-3名と一緒に使ってみる
– ZOO Corporationがデモンストレーションでサポート

## ステップ3: 本格導入(1ヶ月以内)
– 効果を実感いただけたら、5ユーザーで本契約
– 全営業部門への展開も可能

# 9. 次のアクション(クロージング)
## まずは14日間、無料で試してみませんか?
### 今日決めていただきたいこと
✓ 14日間無料トライアルの申し込み

### 次回までにご検討いただきたいこと
✓ デモンストレーションの日程調整(営業担当2-3名同席)
✓ トライアルで検証したい具体的な案件の選定

# 10. よくある質問(FAQ)
– Q: 既存のExcelデータは移行できる?
– Q: セキュリティは大丈夫?
– Q: スマホからも使える?
– Q: 途中でユーザー数を変更できる?
– Q: サポートは受けられる?

# 裏表紙
## お問い合わせ・お申し込み
– 会社名: ZOO Corporation
– 担当者: [名前]
– 電話: [電話番号]
– メール: [メールアドレス]
– ウェブサイト: [URL]

「まずは無料で試してみる」
→ QRコードまたはURL

3. 資料を生成する(担当: AI)

確定した概要書と構成をもとに、Claudeにパワーポイントで資料を生成させる。

この際、工程1と工程2で完成した内容を合わせて添付すること。

添付した内容を確認してください。資料要件に沿って、資料を作成してください。資料はパワーポイントでダウンロードできるようにします。

Claudeで資料作成

4. パワーポイントまたはGoogleスライドで調整(担当: 人間)

Claudeで作成したファイルをダウンロードして、パワーポイントまたはGoogleスライドにインポートして、手動で中身を調整する。

Claudeで資料作成

 

パワーポイントで開けば、スライド編集が可能。

Claudeで資料作成

 

作成されたスライドの各パーツは個別に編集も可能。

Claudeで資料作成

評価

項目 評価 コメント
コスト ★★★☆☆ (3/5) Pro契約があれば追加コストなし。使用制限を10%ほど消費するためスムーズに作成まで持っていけると良い。
クオリティ ★★★★☆ (4/5) 改行やサイズなど一部調整ポイントあり。
使いやすさ ★★★★★ (5/5) チャット形式で作成まで持っていける。pptxファイルでダウンロードできるのも良い。
汎用性 ★★★★★ (5/5) スライド作成だけでなく、汎用AIとして多様な用途に対応。
難易度 ★★☆☆☆ (2/5) 特別なスキルは必要なし。

使用ツール・コスト / 所要時間

  • コスト: 追加料金なし
  • 所要時間: 約 45 分

編集者あとがき

AI生成したものをパワポやGoogleスライドで編集できるため、スピードと調整のバランスがあってとても使い勝手が良い。

Claudeは人間の意図を汲み取ったり、微妙なニュアンスを表現する能力がChatGPTやGeminiと比べて高い。プロの文章としても通用するレベルで、特にOpus4.5は積極的に使って損はない。

Opusは制限に引っかかるまでが早いため、プロンプトを正確で、漏れなく、誰が見ても理解できる文章で作成などできるだけ少ないやり取りで目的のアウトプットを目指せるよう工夫は必要だ。

ジョン

Author

ジョン

techtech.club 編集長。メディアで起業し、元はスタートアップのプロダクトマネージャー。一度テクノロジーに賭けて挫折した。その経験がいまの生き方や考え方、事業の起点になっている。ここで書くのは答えではない。投資・キャリア・事業など専門家でなくても自分の頭で判断するための材料と視点。読者に教えるのではなく、一緒に考える側にいたい。